夜空の星は雲に隠れて今朝は見られない。気温-2℃は八千穂高原の冬を思わせない"ぬるい朝。
朝焼けを期待せずにのんびり支度して,上り始めた八千穂高原の駒出道のヘアピンカーブで東の空が赤らんでいくのが横目に見えた。これは,急がなくてはとアクセルを少し踏む。八千穂レイクに2台の常連さん,八ヶ嶺橋では1台の先客(後にタケマーさんと判る)の横を御座山の様子を見ながら,ここで日の出を迎えようか迷いつつ素通りし,レストハウスふるさとまで上る。
ここに4~5台ほどの先客(後でこの中の1台はFUMIさんと判る)を横目に見ながら,松原湖高原方面に下っていく。御座山の上空の雲の動きが気になるが,南方向の上空は白々と明け始めているようで,急ぎたい気持ちと滑りやすい道路状況をみながら,御座山展望駐車帯に到着。何度かお見かけした常連さんが既に2台撮影されていたが,挨拶もそこそこに撮影を開始する。
6時28分。左から御座山,甲武信岳,金峰山をシルエットに朝焼けは始まっていた。
6時32分。先月山頂に立った御座山(2112m)に対峙すると感慨ひとしお。
6時35分。数年前に山頂に立った甲武信岳上空が燃えるように焼けた。
冬にしては珍しく,こんなに見事に焼けてくれるなら,あと15分早出してくればと悔やみながら,朝焼けが終わったので霧氷の見学に稲子道方面に移動しようとしたやさき,こちらに向かって来る人の顔を見ると,なんとタケマーさんでした。八ヶ嶺橋で朝焼けを撮っていると低い雲に覆われて,ここまで移動してきたとか。
6時55分。稲子道で石楠花尾根方面の薄い雲に隠れた霧氷に朝陽が当たってキラキラ輝き始めるのを期待して待っていると,後から来たタケマーさんが「上!!ウエ!!うえ~!!サンピラー!!」と教えてくれたので,左に目をやると。
7時 6分。なんと,薄雲に隠れた太陽からVの字に輝く 帯が延びている。いきなり朝陽がこんな高い位置に昇ってしまったの?変だな~と思って良く見ると,それはタンジェントアークで太陽は松の木に隠れている位置で,半円を描いている内暈も見えているではないか。
7時 6分。太陽と見間違えたタンジェントアークのアップです。
7時 7分。一番はっきり見えた時間。太陽から右上方向に雲の薄い部分が白くなっていたのが残念だが,これほどハッキリとしたタンジェントアークが見られたのはラッキーだ。教えてくれたタケマーさんに感謝。そのタケマーさんはもっと見通しの利く場所に行かれた。
7時13分。 内暈もぼやけて来始めた頃,タンジェントアーク付近がキラキラ輝き始めた。
7時13分。タンジェントアークを背景にダイヤモンドダストが輝いていたのだ。二週間前に見たダイヤモンドダストは黒い背景に朝陽の反射光で輝いていたものだが,これはタンジェントアークから屈折してきた光なの?
この後,アークも白っぽくなってしまったので,下半分も見たくなってタケマーさんの後を追った。
松原高原線に突き当たる手前の稲子道から薄くなったが,まだ見えている暈を見ると,外暈まで出ているではないか。広角を持っていないので,画角に納めることもできず,色も薄いのでカメラより肉眼の瞼に焼き付けるように,太陽を手で覆い,指を広げてそれぞれの指先の二重の環を見ながら感動し続けた。
大石川の氷の造形を見に行く途中,朝焼け観賞駐車帯に戻ってくると,そこにはお逢いするのは始めてですが,Webでの長いお付き合いでイメージ通りのFUMIさんが撮影中だったので,ここでは両側の幻日まで見られたのではないかと様子を伺ったが,見られなたったとのこと。
その後,みんなで二週間前のダイヤモンドダスト目撃場所,大石川の氷の造形生産現場へと足を運び楽しいミニ撮影会。
残念ながら,大石川では気温の緩みから氷が溶けて,被写体はわずかに残っている程度。
お二人と分かれた後は,稲子湯方面の霧氷地帯を一回り。
稲子道も霧に覆われて,正面に見えるはずの東天狗が今日は見られない。
外暈まで見えた場所では霧氷も薄いが,
八岳の滝付近まで下りてくると,カラマツの霧氷の白さが際立つ。
稲子湯を過ぎた駐車帯に諏訪大社の御柱祭りに使われるのであろうか,御柱が二本横たわっていた。
御柱の上にはV字のハンドル?水平に左右二本の足掛け?の棒が打ち込まれている。下面はソリの先端のように斜めにカットされ,斜面を滑り降り易くしているのだろうか。
陽が少しでも出れば,カラマツの霧氷は銀色に輝くのだが,
今日も霧氷に青空は見ることはできなかったが,それでも充分ほどに楽しませてもらった。
八千穂レイクの湖面の全面結氷ももうすぐだ。
ステンドグラスまで見させてもらった。
八千穂レイク湖畔を一周する多目的公園の遊歩道の完成を目指して寒い中,工事が急ピッチで進められている。
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